第6回:フロム・ダスク・ティル・ドーン

※DVDは東芝デジタルフロンティアより発売中

キャスト(声優)

ジェイコブ・フラー:ハーベイ・カイテル(大塚周夫)、セス・ゲッコー:ジョージ・クルーニー(野沢那智)、リチャード・ゲッコー:クエンティン・タランティーノ(広川太一郎)、ケイト・フラー:ジュリエット・ルイス(松本梨香)、チェット・プッシー:チーチ・マリン(辻 親八)、カルロス:チーチ・マリン(辻 親八)、国境警備員:チーチ・マリン(辻 親八)、セックス・マシーン:トム・サビーニ(笹岡繁蔵)、フロスト:フレッド・ウィリアムソン(糸  博)、テキサス・レンジャー:マイケル・パークス(城山 堅)、地獄のサンタニコ:サルマ・ハエック(叶木翔子)、バーテンダー(宝亀克寿)、その他(檜山修之、松本 大、さとうあい、幹本雄之、島香 裕、佐藤ユリ)

物語

刑務所を脱走し、人質を連れて逃亡し続ける兄弟セス・ゲッコーとリチャード・ゲッコー。
行く先々で物を破壊し、人を殺して回りながら、メキシコの国境へ向かっていた。そんな時、ジェイコブ・フラーという元牧師を人質に取り、まんまとメキシコにたどり着く。そこで、メキシコのマフィアであるカルロスとの待ち合わせのために、彼に指定された「ティティ・ツイスター」というバーに向かう。
そこは、トラック乗りしか入る事のできないバーだったがジェイコブはちょうどキャンピングカーに乗っており、大型免許を持っていたために何とか入る事ができる。そして始める宴・・・当初はお客共々楽しんでいたセス達だが、夜を越えたその時、店員はみなヴァンパイアと化し、客を襲いはじめたのだ!!
最愛の弟リチャードは殺され、落胆とヴァンパイアへの復讐に燃えるセス。さぁ、生き残るのは誰だ!?

解説

ちょこっとエロ、けっこうグロ、たっぷりバイオレンスとオススメできない要素が沢山入ったこの作品(笑)、普通のキャストならスルーしても構わなかったのだが、「タランティーノ=広川太一郎」なので仕方なく借りる事に。そうしたらこれがけっこうイケててビックリ!(物語がね)
メインのキャラがバンバン殺されていく驚愕の展開と予想外のラストはけっこう楽しめる(でも絶対に家族との鑑賞はオススメしない)。
肝心の吹替も広川太一郎だけでなく「よく出てくれたなぁ〜」というほど豪華。ジョージ・クルーニーは定番の小山力也ではないけど、野沢那智が若い俳優を演じる時によくやる「やたらオーバーリアクション」が今回は功を奏し、見事にハマっている。野沢那智の実力全開といったところか。
その他のキャストにも松本梨香や辻 親八、糸  博、奇しくもこの作品からしばらくして鬼籍に入ってしまわれた笹岡繁蔵氏など、ビデオ用吹替にしては充分のキャストである。で、さっき引き合いに出した小山力也氏だが・・・氏はこの「3」で主役をやっていましたわ(笑)。
オススメ度:☆☆☆1/2(かなり見る人を選びます) 、評点:89点(吹替の出来は最高)

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