ゲルシャーク
SKY BYTE
2000年(日本版)、2001年(アメリカ版) HASBRO、タカラ製
アニメ版声優:KONTA
2000年に日本オリジナル作品「トランスフォーマー・カーロボット」として放映されたうち、デストロンガー商品はギガトロン(及びデビルギガトロン以外)の商品は既存の商品の流用ばかりになっていたのですが、これもその中の一つ。
元の玩具は海外版ビーストウォーズの「トランスメタルス2・サイバーシャーク(以下TM2サイバー)」の色替えで、TM2サイバーはアニメビースト本編には登場しない玩具オリジナルキャラだったので、この日本版がアニメ初登場と相成りました。
さて、このゲルシャーク、元のTM2サイバーのほうはサメとはほとんど関係無い配色だったんですが、今回は色々サメににた色をしてまして、さながら「サイボーグシャーク」と言った所。
そして、TM2サイバーではとても味方には見えない表情やモチーフだったのですが、今回は納得の敵側という事もあり悪どく見えますね。
頭に背ビレが来る辺り、なかなか一見では変形ギミックがわからない(この時期のは変形システムが凝り過ぎてますし)感じです。
そして胸のスパーククリスタルもしっかりデストロン(プレダコン)エンブレムに変更。
最近のユニバースではまんま流用で敵なのに味方側のエンブレムだったりする事がしばしばあるので、こういったところがしっかりしてるとなかなかうれしいです。ちなみにこの部分、多分TM2サイバーはただのエンブレムだと思うんですが、ゲルシャークはここからメーザーストームという光線を発射するといういかにも日本的な設定。
ロボットモードでのメインギミックはこの目立つ左腕のアーム回転ギミック。
肘についたダイヤルを回す事でアーム先端がグルグルグルグル回り「アンカーアーム」を再現可能です。
あと忘れがちですが、ビースト時に胸ビレになる部分も小型のブレードとして右手に武装可能。
・・・と書いた時点で胸ビレより肝心な手持ちのミサイルガンを写すのを思いっきり忘れてました(笑)。
そしてここからはビーストモードのご紹介。
ビーストモード。左右非対称のアクティブポージングなメカサメに変身するんですが、胸ビレのついてるパーツがグラつきやすいので支え無しでのこの状態の保持はけっこう困難です(泣)。今回もエアコンのリモコンを下に仕込んであります(笑)。
ちなみにこの状態でもダイヤルが露出するようになっており、尻尾の回転ギミックは可能です。
TM2サイバーの時にパッケージに掲載されていたアタックモード。勿論本編未登場。
「これで別形態って言うのは・・・」言った感じもありますが(苦笑)、鋭角部分が増えたので凶暴さが増してる感じはします。
コレも説明書には載ってないビークルモード。
うちはスピッターが無いのでBWユニバースを見ながら変形させましたが、胸ビレの形態を見る限りクルーザーとかそんな感じをイメージしたのかな?って気もしますが、アタックモードからまたもや胸パーツを動かしただけ・・・というのはいささか寂しいです。
アニメ本編ではビーストモードで海も空も移動していたのでこの形態も未登場でした。
アニメでは最後の最後で一番おいしいところを持っていった牙提督のゲルシャーク、個人的にはカーロボットの本編自体があまり好きではない(声優とか、キャラ付けとかが)のですが、コイツが出てるので最後まで結局見てしまいました(それでも声は好きじゃないんですけどね)。
でも、アメリカ版では前に放送されていたビーストウォーズリターンズ(ビーストマシーンズ)が失敗に終わったため、ストレートな路線だったカーロボット(しかも話も玩具もほぼ日本側で製作済みだったのであんまり経費もかからず)はスマッシュヒットをし、続編への立役者にもなっているんですよね。
日本版の予備を買うのを忘れていたんで予備に買っておいた海外版(上が日本版、下が海外版)。
ほとんど色も変わらないせいか、管理人がショップで入手した時は日本版と一緒の値段だったのが寂しい限りです、こっちは得でしたけど(笑)。
ご先祖様(?)のTM2サイバーシャークとの比較。
見た目の印象も全然違いますね、TM2のほうが現実離れした色ですけど、元がサイボーグシャークだから、それでもいいかな・・・って思います。
TM2サイバーシャークレビューはこちら
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