USAエディション・トゥーライン
2004年 HASBRO、タカラ製

2004年8月にトイザらス限定で発売されたスーパーリンク商品、トゥーライン。
今まで発売されたスーパーリンク(ENERGON)のUSAエディションでは初めてスーパーリンク(上下合体)機構を備えるトランスフォーマーで、アニメ本編には登場しないものの、スーパーリンクでも屈指のプレイバリューを誇るスグレモノなんですよコレが!

ビークルモードはワンボックスカー。どことなく特攻野郎Aチームのバン等を思い起こさせるアメリカンチックなデザインにEU展開版の時のようなパステルカラーやレッドクリアパーツの窓を用いた配色(EU版はクリアピンクですけど)、こういうの大好きです(笑)。

この商品が他のスーパーリンクする玩具と違うところ、それは大まかに2つに分割する変形システムを用いているので単体でもスーパーリンクギミックを使える事、そしてそれにより(単体で上半身、下半身の両方に変形させる事はできませんが)あと2体スーパーリンクできる玩具があるだけで遊びも倍増できるという点でしょうか、これで1980円クラスは安いと思います。

ビークル下部を変形させて武器を装備させた武装タンクモード。

  
上部を変形させたロボットモード。
無理矢理車全体をロボットにするのではなく、思い切って上部だけに絞った甲斐もあり、ロボットモードのプロポーションはスマートかつスタイルもすこぶるいいです。
左は顔のアップですが、往年のトランスフォーマーを思い起こさせるヒーローチックなロボットフェイスや、あとわかりにくいですけど、顔全部が金のベタ塗りでなく、目の部分には別の金色で塗装してあるなど、芸コマで好感が持てます。

そしてこの2つは組み合わせる事でトゥーラインの移動砲台としても遊べます。
それにこのトゥーラインの武器はTFキャラには珍しく、3パーツで構成されていて、形態によって別の形の武器やアンテナに変形できるんです(写真1枚目、2枚目、4枚目を参照)。これを2000円弱の玩具で搭載できるとは、ますますTVに出ないのが惜しい・・・。

そしてスーパーリンク!
下手に人型に拘る事無く、個性を追求したようなスーパーリンクモード。この状態でも当然コロ走行可能。
他商品と組み合わせた場合、ロボット部分は上半身、タンク部分は下半身にしかなれませんが、上半身を用いたほうはスマートでバランスの良い体型に、タンクのほうは一見ヘンテコですが、「こういうのが1体いても面白い」と思わせてくれます。

日本では店舗限定でしかも本編には登場しないという不遇なキャラにも関わらず、他のスーパーリンクよりもプレイバリューが高く、しかも玩具的には旧トランスフォーマーのアイアンハイドやラチェットのリメイク的商品でもあるこのトゥーライン、単体でも遊びが完結できるのでコレ1体でも十分遊べる商品になっております。
こういう思い切ったデザイン、管理人はけっこう好きです。
アニメ本編には未登場ですが、アメコミ版「ENERGON」には#27から登場、セリフは無いですがコマの端々でカッコ良く描かれてます。これ見ちゃうと、玩具の購入意欲アップする事間違い無しですけど、邦訳版が出る頃にはどこにも売ってないんだろうなぁ・・・(苦笑)。

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