ライオコンボイ
2005年 タカラ製

ビーストウォーズUの主人公で、当時から人気玩具だったライオコンボイがロボットマスターズでリニューアル新造形にて登場。
当時品よりもいいプロポーションや、小型ながら元玩具を踏襲・アレンジしたギミック等、優れている部分も多いので早速レビューしてみましょう。

ビーストモード。
ちょっと前足が短くてあんまり強そうには見えませんが(笑)、1500円と考えると悪い出来ではないです。
ちなみに、後ろ足の変形は元玩具とは異なり、かかとが変形しませんが、コレも小型サイズなので全然目立たないです。それにかかとの変形をオミットしたお陰で足の接地性が高くなってるのはうれしいところ。
ビーストモードの顔も、元玩具と同様に口を開閉可能。今回元玩具との変更は顔の上部とズラす事によって目を白眼にさせる事ができ、ロボットモードでビーストヘッドの個性を消す事も可能です、実際BWU本編ではロボットモードになるとライオンの頭部はメカっぽくなっていたので、進化している部分と言えるでしょう。

ロボットモード。
塗装は元玩具に比べて多少簡略化されてますが(特に胸)、スタイルは格段に元玩具より上がってます。
ビーストモードからの変形は、元玩具とは多少アレンジが異なっており、ロボ頭部の収納方法や、上半身の変形はだいぶ変更されておりますが、頭部収納はアレンジしてあるお陰で元玩具のようにボディがスカスカになる事も無く、見栄えも良くなっております。
頭部も元玩具のようにのぺっとした眼(ものすごく文字だけでは表現しにくいですね)等は踏襲される事無く、アニメっぽくアレンジされているので顔部分の造形はロボマス版のほうが出来がいいです。
そして小ぶりながら左胸にあるマトリクスの扉が開閉可能で、扉を開くとマトリクスが見れます(マトリクス中心部は元玩具のように色分けされておりませんが)。

勿論元玩具のメインギミックでもあったライオンタイフーン(たてがみを回して敵を蹴散らす技)も再現可能ですが、今回は手動で回す事に変更してあるので、元玩具の「たてがみ開きっぱなしにするとカラカラとたてがみがズレていく」事も無くなってます。個人的にここはポイント高いです。

   
付属武器は、オリジナル武器を含めて各種付属しており、(左から)ゴールドファング、レーザートンファー、ライオショットが付属し、それらを合体させて大型武器のダブルライオキャノンにする事ができます。
ちなみに、画像ではゴールドファングのほうではなくレーザートンファーのほうをトンファーとして持たせるほうが正しいと思うんですが、腕のサイズから見てこっちのほうがバランスが良さそうだったんで勝手に持たせ方変えちゃいました。
あとは、ページ最上部の画像にもあるようにライオンの前足から出るライオンクローも武器になります。

 
元玩具との比較。サイズは約半分にまで下げつつも各ディテールは元玩具より上な部分が多いのでただ単に「廉価版」というだけには惜しい出来です。
ちなみに、RMライオコンボイは通常版とDVD付属版の2種類が発売されており、DVD付属版のほうは赤部分のカラーリングがメタリックレッド(恐らく銀の下地にクリアレッドを吹き付けたんでしょう)塗装になっており、今回はDVD付属版を購入しました。

と、いう事で、あんまり売れてない印象のあるロボットマスターズのシリーズですが、聞くところによるとライオコンボイは評判がいいらしいので、今後の展開への糧になってくれる事を祈ります(追記:順調に尻すぼみして終わりましたね!泣)。
でも、次は早速G2の玩具のリデコ(リバースコンボイ〈メガトロン〉)なんですよね(笑)。


親子ライオン(嘘)
ちょうど元玩具はRM版を乗せるのにぴったりのサイズだったりします。

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