※台湾等では「暫時停止呼吸2」などのタイトルで公開・ソフト化されている。
■ソフト情報(※海外版は原則的に日本語字幕・吹替共に無しのソフトがほとんど)
ビデオ発売:ポニー・キャニオン(字幕スーパー、日本語吹替版)
旧DVD発売:パイオニアLDC、メガスター・ビデオ(字幕スーパー)
海外版DVD発売:デルタマック(日本語字幕無し)
海外版VCD発売:デルタマック(香港)、新生代寶信資訊(台湾)
STAFF
監督:リッキー・リュウ
製作総指揮:サモ・ハン・キンポー
アクション監督(武術指導):サモ・ハン・キンポーグループ(洪家班)
製作:レイモンド・チョウ、レナード・ホウ
製作担当:チェン・パイファー
脚本:バリー・ウォン〈黄炳耀〉
企画原案:ウー・マ、ユン・ケイ、ユン・ピョウ
美術:ハニー・ラム
SFX総指揮:チェン・チャプハン
編集:チェン・ユー・サン
音楽:アンダース・ネルソン、メロディ・バンク
制作:ゴールデン・ハーベスト、ボーホーフィルム
配給:ゴールデン・ハーベスト、STAR TV、メディア・アジア、フォーチュンスター・エンターテインメント
CAST(声優)
霊幻道士Dr.ラム:ラム・チェンイン(青野 武)
新聞記者ジェン(ゼン):ユン・ピョウ(古谷 徹)
Dr.ラムの娘(リーファ、ジナ):ムーン・リー(佐々木るん)
カク教授:チュン・ファト(阪 脩)
助手ケイ:ビリー・ロウ(竹村 拓)
助手トウ:ラウ・チャウサン(中尾隆聖)
ベビーキョンシー:ホー・キンウェイ
パパキョンシー:チェン・ウインチュン
ママキョンシー:ウォン・ヨォクアン(さとうあい?)
ガーガー(チャチャ):ホン・シイユー(渡辺菜生子)
ガーガーの兄:ツォイ・ムンカム(鈴木富子)
ガーガーの父:ウー・フォン(納谷六朗)
博物館員:フォン・ツイフェン(幹本雄之)
父の同僚:ウー・マ(秋元羊介)
警部:ジェームズ・ティエン(安田 隆)
ネルソンさん:アンダース・ネルソン
警察署長:チョウ・ダウワー(辻村真人)
警官(津久井教生)
消防署員(菅原淳一)
今回登場したゲストスターは当時ジャッキー、サモ・ハンと並ぶ大人気スターだったユン・ピョウ(ちなみに彼は何故か企画原案も担当している)で、すっとぼけた新聞記者ジェン(この役名はパンフには載ってないので日本語版だけなのかも・・・と思ったらDVDではゼンって呼ばれてたからちゃんと名前はあるのね)を好演している。
カク教授の取引先の電話の声・ネルソンさんは一連のシリーズのテーマ曲の大半を書いているアンダース・ネルソン。動く彼は「奇蹟<ミラクル>」などでも見受けられるが今回は声の出演。
この時期サモハン映画にチョイ役でやたら出まくってたのがジェームズ・ティエン。正当なカンフースターでもあるのに出てきて速攻殺されたり(「サイクロンZ」)、動かないマフィアのボスだったり(「五福星」)、アンディ・ラウの上官だったり(「十福星」)で、皮はぎ義賊で活躍してた「神拳ヤング・ボディーガード」の面影はみじんもなく、今回もちょっと宮内 洋似の警部さん。しかし声はスタッフは気づいているのか偶然なのか、「ヤングボディーガード」と同じ人だったのに驚き。
もう一人、福星シリーズによく出てる元祖フー役(クワン・ダッヘン版ウォン・フフェイフォンの)で有名なチョウ・ダウワーが警察署長役だが、十福星も上海エクスプレスも警察役なのでオレ的にはフーよりも警察役のほうが印象深い。
アクション面では前作に比べパワーダウンしている感が否めない為、(Dr.ラムが正式な道士ではないため弱くなっている)これを楽しみにしている人にはちょっとつらいかもしれないが、ママキョンシーとパパキョンシーが香港の街を車づたいに大ジャンプしているシーンのワイヤーワークは素晴らしいのでこのために見るのもいいかも。あとは緩慢剤をかいでラム達(キョンシーまでもが)の動きがスローになり、セリフまでゆっくりになっていく所などはなかなか面白い(スローで魅せるアクションのかっこよさは、「3」で一応の完成をみる)。
でも、ガラス棚を割りながら飛ばされるユン・ピョウはこの映画屈指の痛さが伝わるシーンではなかろうか(少なくともビリー・ロウが噛まれるところよりは)。
キョンシーVS道士VS墓泥棒VS警察の構図はもっとはっきりさせたほうが面白かったかもしれない。
最後の2段オチはホラー映画ではよくあるパターンだが、この映画ほど恐怖を全く感じさせないのも珍しい。
そしてこの映画もそこそこにヒットし第3弾が作られる事となる。
オススメ度:☆☆☆1/2、評点:75点
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