MA−01 オプティマスプライム
MOVIE LEADER:OPTIMUS PRIME
2007年 HASBRO、タカラトミー(TOMY)製
劇場版声優:玄田哲章(日本語版)、ピーター・カレン(英語版)
2007年のトランスフォーマー展開で最大の話題作(のはず)なスピルバーグ総指揮の劇場版トランスフォーマー。そのフラッグシップアイテムであり、第1弾群で発売された玩具の中でもメインアイテムの一つであるオプティマスプライムを取り上げます。
ちなみに、同じこと書いてあるサイト様や文献は何百とあって耳・・・や、目にタコかと思いますが、オプティマスプライムとは日本で今まで名乗っていたところのコンボイ司令官に相当するキャラクターの事で、ロディマスコンボイは「ロディマスプライム(最近ではプライム付けずにロディマスだけの商品もありますが)」、スーパージンライに相当するキャラは「パワーマスター・オプティマスプライム(ゴッドジンライはパワーマスター・オプティマスプライムWITHエイペックスアーマー)」、ビーストウォーズのコンボイは「オプティマス・プライマル」・・・と、だいたいオプティマスと付く訳です(プライムのほうを取って「プライマル・プライム」なんてのもいましたが)。
長くなりましたが、当初タカラトミーは「日本版は日本名でいきます」って言ってたと思ったんですが、「本編見てオプティマスって呼んでるのにコンボイって字幕出たらおかしいだろ」と配給側とかが思ったんでしょう・・・結局海外名で押し切られたんじゃないでしょうか(笑)。
閑話休題、前置き長すぎですが、早速玩具の紹介を。
映画本編は、モーション変形というか、CGの強みであるわらわらとパーツが動くような変形が特徴で、当然製作スタッフは玩具の事なんて、これっぽっちも考えてない・・・というか、映画雑誌での監督インタビューにあったように
「玩具がオレたちの作った変形をどれだけ再現できてるか楽しみだねHAHAHA!(By.マイケル・ベイ。意訳)」
と、まさにタカラトミーの製作スタッフに対する挑戦状のような感じな訳です(笑)。
が、そこは日本の変形玩具の技術力は世界一!という事で、多少違いはあるものの、劇中より玩具としても見映えも良くなったようなアレンジ、煩雑ではない心地よい複雑さ、そして劇中のモーション変形を玩具でも!と再現した(のかどうかは本編見てないからまだわかりませんが)ギミック・・・と、高額商品にあぐらをかかないプレイバリューかと思います。
目玉は多分このヘッド出現ギミック。スイッチ一つで胸の窓が開きロボヘッドがせりあがってライト&サウンドギミック発動と、一度やり出すと何故かやめられない止まらないかっぱ・・・じゃない、けっこう面白いゼンマイギミック。メインにゼンマイギミックが入ったのって・・・もしかしてパワードマスター以来?
劇中CGの半ベソな目もちょっと吊りあがっていて普通のロボっぽくなってますし。
ロボットモード時のギミックは主に関節可動。だいたいの関節にラチェットが入っているのですぐにヘタれる事は少ないと思います。しかし、五指全てが付け根からではありますが可動するのは驚き!マスターグレードマスターピースかと思った(笑)。
そしてここにも変形以外のモーションギミックがあり、右腕に装備されている銃を、レバー一つでスライドさせ、取り外し等を行うことなく装備させる事ができます。
それに、ちょっと物足りなければ、ロボットモードの頭をちょこっと押してやれば変形時のサウンドギミックが作動するのですが、どう聞いても変形音というよりレーザー発射音なので、それと一緒に遊ぶといいかも?
それではトランスフォーム!(ギガゴゴゴ!って音は劇場版でもかかるんですね!一般の客は「何でガチャガチャ動いてる音が入ってるのにさらに変な効果音入れるんだろ?」とか思うんでしょうか)
胸のレバーを下げて頭を戻して・・・
目玉ギミックその2。つま先の連動変形ギミック。バンパー部分を回すとつま先も連動して変形し、続いてバンパーを定位置に戻すとサイドランプが動いて実車と同位置に戻るという、これも凄いとしか言い様がないギミック。何でつま先如きにここまで仕掛けを仕込むのか(笑)。
続いて腕を変形させつつ、腰と足も変形。変形途中は勿論ガウォークで遊ぶのお約束(爆)。
そして腕をしまって・・・
完成!ブラックコンボイ以来のボンネットトラックでしょうか。
今回モチーフはケンワース社製W900トレーラーらしいですが、ケンワースなんて馴染みの無い名前、何度も「ワンケース」と呼んでしまう(汗)。
見映えとしては、何故かファイヤーパターンで、アメリカでは「ファイヤーパターンは田舎者でセンス無いヤツの描くようなデザイン」らしく、ロディマスみたいにも見えなくも無いですね。タイヤはゴムタイヤですが、最近の中国製品は、食物から食器から薬から玩具まで当たり前のように毒物を材料に作ってくるので、ゴムタイヤはちょっと怖いかも?(あ、劣化とかも)
後はボンネットのグレーパーツが目立つので、赤く塗っておいてくれると良かったかも?
ギミックはロボモードと同じく、ライト&サウンドで、運転席の屋根にあるボタンを押すとクラクションの音が数回します。今回は1形態1サウンドと、サウンドギミックは多くないですね、どうせなら「ギガゴゴゴ」の効果音入れれば良かったのに。
最近のコンボイの悪習に準えて(苦笑)、相変わらずトレーラーは付属しませんが、映画本編にもトレーラーは出ないみたい?
サイズ比較という事で、初代コンボイ、マスターピースコンボイ、そして同じボンネットトラックのブラックコンボイと並べてみました。
初代コンボイとオプティマスを並べると、同じキャラでも時代の進歩を感じずにはいられませんね。
そして初代をその時の最新技術でリファインした名作・マスターピース、こうやって並べるとデザインの変遷も感じますが、それでもやっぱり初代コンボイとか、余剰パーツはあるものの未だに十分遊べるレベルな玩具なのは20年以上も続いた理由なのかな?と・・・これくらいは褒めておいてもいいかな(笑)。
ブラックコンボイは、本当はバトルコンボイと並べるべきでしょうけど、部屋の奥底に眠っているので今回取り出せず、何故かこれだけいつでも出せる場所にあったのでこちらで比較してみました。
コイツは、同じボンネットトラックですが、劇場版とは違ってシンプルイズベスト!と言わんばかりの変形をこなすのが魅力。武器も銃はトレーラーのものなので、メインは剣ですし。
以上、久しぶりの大型TFを取り上げましたが、これで遊びつつ!映画を待ち!挙句の果てには駄作だった!!なんて最悪のオチにならないように祈りたいところです。でもって、3部作ちゃんと完成しますように・・・(笑)。
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