用語辞典人物・会社編た〜と

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チィ・チュアンホワ[ちぃ・ちゅあんほわ](俳優)
漢字綴りは計春華、英名はJI CHUN HUA。
「ツイ・ハークの霊戦英雄伝」で道士役を演じ、「湘西屍王」では題名ズバリの屍王(しかばねおうって読むのかな?)を演じた俳優。
この人、顔が顔だけに仕方ないけど、善玉の役はほとんど無く、管理人が初めて見た味方の映画も「霊戦英雄伝」まで無いくらい、悪役専門の俳優(笑)。
しかも、普通の悪役というよりも「少林寺2」では盗賊のボスで片目滝から突き落とされて死亡、「新少林寺伝説」では少林寺の裏切り者でロボット乗り溶けた蝋に落とされて死亡、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ<天地発狂>」ではダイナマイトで爆死、そして「霊戦英雄伝」でもダイナマイトで爆死という、役柄もブッ飛んでるなら壮絶な死に様もまた見事(しかも天地発狂と霊戦英雄伝は死に方が同じ)な俳優である。
余談だが、「少林寺」シリーズの吹替版は制作スタッフが一緒なのでメインの声優はほぼ踏襲されているのだが、全作出てるにもかかわらず(うち少林寺2ではラスボス)この人だけ全作違う声優さんでした。
ちなみに、現代劇でこの人の姿はほとんど見れず、最新作のTVドラマ「天龍八部」を筆頭に、見事なまでに武侠・古装片(時代劇)ばっかりである。
■代表作■
「ツイ・ハークの霊戦英雄伝」:(声)石塚運昇
「湘西屍王」
「少林寺」:(声)玄田哲章
「少林寺2」:(声)島香 裕
「阿羅漢」:(声)山野史人
「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター電光飛龍<方世玉2>」:(声)谷口 節(ビデオ版)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ<天地発狂>」:(声)樫井笙人
「マスター・オブ・リアル・カンフー<大地無限2>(DVD題:太極神拳)」:(声)城山 堅(ビデオ版)
「新少林寺伝説」
「天龍八部」

チョイ・シウキョン[ちょい・しうきょん](俳優)
漢字表記は徐少強、映画によっては北京語発音の「スー・シャオ・チャン」って書かれたり英名の「ノーマン・チュー」と表記されたりとするけど、今ではけっこう「チョイ・シウキョン」がデフォルトになってきてる模様。
芸歴は70年代から始まり、ショウブラザーズ映画等での様々な映画を経てキョンシー映画では「中華道士」、そしてTVシリーズ「霊幻道士<キョンシー・マスター>」に出演。初期出演作の「少林寺三十六房」とかから見てもほとんど顔が変わらないのでちょっと怖いです(笑)。
他にも映画では脇が多いけど、TVでは主役作のドラマが多く、日本で出てるソフトでも数多く名前を見かける俳優です。
日本では「妖刀・斬首剣」でのあまりのハマりっぷりに「日本刀が似合う俳優」としても著名だけど、カンフーのほうは「中華道士」を見る限りさほど得意ではなさそうです(笑)。
その他にはジャッキー、ユン・ピョウ欠の福星シリーズ「十福星」で冒頭に殺される捜査官役とか、「決戦・紫禁城」でも冒頭でニック・チョンに殺されるおっさんとか、現在も役を選ばない模様です。
ちなみに、「笑侠楚留香」ではアーロン・クォックの師匠役の模様(いや、字幕無いからわかんないです、爆)。
そしてその代表作である「妖刀・斬首剣」は今年リマスターされてユニバーサルから発売されますが、売れるのかよ!?
■代表作■
「霊幻道士<キョンシー・マスター>」
「中華道士」
「少林寺三十六房」:(声)大滝進矢
「北京原人の逆襲」:(声)野島昭生、古谷 徹
「蜀山奇傳・天空の剣」:(声)郷里大輔
「ザ・SFX時代劇 妖刀・斬首剣」
「決戦・紫禁城」
「十福星」
「名剣」
「養鬼」
「レディ・ファイター 詠春拳伝説」
「チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー」
「スウォーズマン<笑傲江湖>」
「笑侠楚留香」

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トーマス・タン[とーます・たん](プロデューサー)
香港の悪名高きZ級映画会社「フィルマーク・インターナショナル」のプロデューサー兼社長。
同系列の映画会社であるIFDと共に、プログラムピクチャー(中身よりも商売のために量産された映画、ちなみにガンダムの富野監督は女子に圧倒的人気を誇る「ガンダムSEED」をプログラムピクチャーと言い切った)という言葉すらはばかるようなニンジャ映画を山ほど作り、キョンシー映画では「ロボハンター」、「ロボ道士」、「キョンシーマン」といった「見ないほうがいい」と言われるロボシリーズを制作、という事でロボ道士にもちゃっかりニンジャが出てきた、と(笑)。
もっとも、これも純粋にシリーズというワケではなく、ロボハンターで消防士の出来そこないみたいな衣装を作って「この衣装使いまわせばあと何本か作れるだろう」と思ったとしか思えない感じである。きっとロボ道士で出てきた忍者の衣装も同時期のインチキニンジャ映画の使いまわしだろう。
ちなみにこの人は「キョンシーマン」では音楽も担当していたそうだが、かなり信憑性に欠けますな(笑)。
フィルマークという会社は、香港の一角に雑居ビルを構え、近年では配給作業を主にしていたようだが、96年にビルで火災が起こり、事務所と共にトーマス社長も消失。
フィルマークの歴史は幕を閉じた・・・かに思ったが!アメリカではロボハンターのDVDが発売されており、残ったフィルム等を使って細々と配給をしているのかもしれない。
なお、管理人が小学生の頃、中古ビデオ屋で危うく騙されそうになった衝撃の駄作、間 寛平似のブルース・リ主演映画「ブルース・リの復讐(パッケージには「ブルース・リー」と書いて「リーじゃないよ」って感じでバッテンが書いてあったような)」もこの会社の映画。
■代表作■
「ロボハンター・霊幻闇黒團大戦争(製作)」
「ロボ道士・エルム街のキョンシー(製作)」
「必殺!ムーンウォーク拳・キョンシーマン(製作、音楽)」
「ドーベルマン・コップ」

トン・ウェイシン[とん・うぇいしん](俳優、武術指導、監督、プロデューサー)
漢字表記は唐偉成、英名はWILSON TANG WEI−SING(もしくはTONG WAI SHING)。
「霊幻少林拳」に出演、「霊幻道士6」、「中華道士」、「極速彊屍」の監督。
一部のファンの間では「キョンシー映画の駄作・微妙作専門監督(笑)」として名を馳せるが、演出の腕はともかく武術の腕は一流で、「霊幻少林拳」だけでなく、「少林寺三十六房」等でもラウ・カーリョン(劉家良)達と並びクレジットされており、リュー・チャーフィー(劉家輝)は「ほとんど劉家班のメンバー」として武術指導に関わっていたとの事。でも中華道士では武術指導を袁家班に任せていたり、と劉家班一辺倒でも無い模様。
俳優としても悪役専門(しかも吹替では青野 武の声がまたよく合う)で様々な映画に出演し、からみ役とかほとんど顔の見分けもつかない役も多いものの、「少林寺三十六房」、「霊幻少林拳」では敵側ナンバー2として主人公と堂々の立ち回りを見せたり、「燃えよドラゴン」ではアンジェラ・マオに絡む役だったり、小さい役から大きな役まで出ると憎たらしい役が多いのも特徴(笑)。
また「DUEL OF THE BRAVE ONES」というカンフー映画では意外にも主演の模様。
■代表作■
「霊幻少林拳(兼武術指導)」
「霊幻道士6<史上最強のキョンシー登場!>(監督)」
「中華道士(監督)」
「極速彊屍(監督)」
「少林寺三十六房(兼武術指導)」:(声)青野 武
「スカイホーク鷹拳」
「燃えよドラゴン」
「燃えよデブゴン!地獄の危機一髪」
「少林寺VS忍者」
「蟷螂(兼武術指導)」

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