グランドコンボイ・スーパーモード
2003年 HASBRO、タカラ製
アニメ版声優:小西克幸(日本版)、ゲイリー・チョーク(英語版)

トランスフォーマー・スーパーリンク(海外名:トランスフォーマー・エネルゴン)の主役級メイン商品、それがこのグランドコンボイ。

一応の設定としては前作「TF・マイクロン伝説」の数年後となっており、グランドコンボイはマイクロン伝説の主人公、コンボイの新たな姿とされているが、日本版では「前作から設定踏襲だと一見や子供がついてこれない」と判断したのか、声優も変更し言われなければ同一人物とは気づかないくらいである(前作に言及するセリフもほとんど出てこないし)。

 

変形は結構単純で、ビークルモードでも後ろのほうに手が余ってるのがミエミエですな(笑)。
見難いけど、ビークルモードでは手持ちの銃もとりあえずくっつけたかのようなバランスの悪さで、残念。
スーパーモード時にヘッドギアみたいに頭を増強させるパーツも余ったのか、開いてパラボラアンテナ状のパーツになってるけど、あんまりアンテナに見えない・・・(苦笑)。

ロボットモードの体型は体がまるまるトレーラーのままなんだけど、キャブの形が形だったのでちょっとデブく見えてしまうかなぁ。
でも、アメコミ版「ENERGON」ではこれを元にしつつ、メチャクチャカッコよく描けてます。当社比10倍アップって感じです。あんまり強くないのはアニメ、コミック通して変わらないけど(爆)。
マイクロン伝説時のコンボイに比べて全体的に大雑把な感じ(笑)。
尚、左肩には別売りのTFに付いてくるエネルゴンスターを装着する事が可能。

劇中にも登場したエネルギー全開で復活した時の姿・・・ってますます体のバランスが悪い(笑)。

基本はコンボイタイプによくある「トレーラーのキャブが単体ロボに変形」というパターンであるが、前作が後部トレーラーとの合体でスーパーモードになっていたのに対し、グランドコンボイはトレーラーに搭載されているヤラレメカ(笑)「グランドフォース」を両手両足に装着する事によりスーパーモードへ合体(グランドクロス)する。

グランドフォースの4体(ファイヤー1〈消防車〉、ジャイロ2〈ヘリコプター〉、ティガー3〈ドリル掘削車〉、サブマリン4〈潜水艦〉)は他のTFと違い、完全なパーツ扱いであり、先に述べたように隙を見せた瞬間に敵に撃破される事もしばしば、なので量産されているようでどれかが本編中でやられてもしばらくすれば補充されている。

グランドフォースを格納するトレーラーはもちろん余っても仕方が無いので、初代コンボイからの系譜通り(笑)基地モードに変形。使わない時はサングラスでも入れて飾っておけるスグレモノ(爆)。
しかし、トレーラーモードの時から傾けて支えの足を出しただけなのに、こうも印象が変わって見えるのはある意味不思議。

ちなみに、初代コンボイと比較するとこのサイズ。

グランドコンボイのほうがデカいのに、初代コンボイのほうが巨大感があるように見えるのは気のせいですかね?



そしてグランドクロス!

グランドコンボイ・スーパーモード
ファイヤー1、ジャイロ2の拳は本編では色がついてる(玩具は本体成形色)んで塗ろうかと思ったんだけど、一部パーツがビスの打ち込み式で分解不能だったのでスキルの無い管理人は挫折しました(泣)。
もちろん、四肢のジョイントは全て共通ジョイントなので手足を入れ替える事も可能。
だけど、足腰の間接が緩いので、あんまりこんなポーズ取らせてもバランス崩してすぐに倒れます(苦笑)。
特にファイヤー1が足になると何故かうちのは不安定になります。

エネルゴンウェポン装備例。




見返してみるとあんまりいい事書いてなかったりしますが、基本的にはさほど悪いオモチャでは無いと思います。
ただ、前作が自動変形などを搭載しつついいプロポーションを保っていただけに(スーパーモードの足は箱でしたが)同じ値段(定価4980円)でギミックが海外版より削られている(音声ギミックが)のは至極残念。
今年のサイバトロンは全面的に海外版よりギミック削る(=でも値下げには必ずしも反映されてない)傾向にあるようでちょっと寂しいですが、この後ウイングセイバーと合体したり、オメガスプリームと合体したりと音声ギミックだけが全てでは無いので期待したいところです。

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