ビルドロン
2004年 HASBRO、タカラ製
アニメ版声優:飛田展男
トランスフォーマー・スーパーリンクシリーズ最後を飾る商品はトイザらスにて限定発売。それがこのビルドロン。
TVでも他のスペリオンやブルーティカスと同じくらい活躍しているにも関わらず店舗限定なのが惜しいこの玩具を今回はレビュー。
ビークルモードは全部で5種。左から、リーダーロボのスカベンジャー、クレーン車のグレン、同じくクレーン車のロングハウル、ショベルカーのボーンクラッシャー、そして同じくショベルカーのスクラッパー。
そう、実はこのスクランブル合体シリーズはリーダ−ロボ以外の4体は形が2種類しか無くて、それぞれの色違いで4体になっている水増しと言えなくも無い(苦笑)商品なんです。
その分買う前は割高感を感じるのが残念なところでしょうか。
スカベンジャーのロボットモード。劇中では喋るのはこのスカベンジャー等のリーダーロボのみで、他の4体は喋りません(声優のギャラ対策か?)。
玩具としては、5体共全員目がクリアパーツ(勿論合体後の頭部にも)になっていて、後頭部から光が入ると目が光って見える・・・んですけど、このビルドロンはクリアブルーでも青がちょっと強すぎてあんまり光が透過しません(笑)。
あとスカベンジャーのみ、他のパーツロボのようにクリアパーツの武器とエネルゴンスターは付属してません。
左からロングハウル、グレンのロボットモード。そしてボーンクラッシャー、スクラッパーのロボットモード。
コイツらは劇中では喋らないのは前途した通りですが、そのせいで個々に意識があるのか、それともスカベンジャーによって遠隔操作されているのかは不明です。
しかし、クレーンタイプのほうは腕のクレーンは何とかならなかったものか・・・という感じもします(笑)。
プロポーション的には、クレーンタイプがスマート(どころかちょっとヒョロっちくも見えますけど)に対してショベルタイプのほうは程よくゴツ目でバランスがいいです。
ちなみに、個々が持ってる手持ちの武器が合体時にそれぞれの手足に変形します。
では、「合体!」
ビルドロンの完成です。
本来ならG1期のデバスター(建設車両6体合体の兵士)を名乗ったほうがしっくり来るんですが、前年のマイクロン伝説で日本では「デバスター」という名前を使ってしまったのでデバスターの名前は使えず、代わりにG1デバスターのチーム名だった「ビルドロン」が使われてます。そう言えば、昔のデバスターは6体合体だったので、うち5体は個々の名前(スカベンジャー、ロングハウル、グレン、ボーンクラッシャー、スカベンジャー)を踏襲してますが、ミキサー車だった「ミックスマスター」だけは使われませんでした、やっぱり「ミックス」って名前が合わなかったから?(笑)
さて、話題を玩具に戻すと実はけっこう複雑な変形工程があるんですが、そういった点は「昔のスクランブル合体から進化したな〜」と思わせてくれます・・・でも旧デバスターはスクランブル合体シリーズじゃない普通の合体兵士なんですけどね(笑)。
モチーフはデバスターのリメイクなんでしょうが、スクランブル合体の要素も含まれているので勿論共通ジョイントによって両手足のパーツは自由に入れ替え合体ができます。
スペリオン、ブルーティカスとも入れ替え可能なので数があればあるほど遊びの幅が広がる、というハマってしまうと麻薬みたいな中毒症状起こしそうな玩具です(爆)。
最近のトイザらス限定品でシリーズ最後を飾る商品はずっと「コンボイ」の系統ばっかりだっただけに最初は「何でTVでもバリバリ活躍するビルドロン?」と最初は物足りなく感じましたが、いざ遊んでみると各部の強度も案外しっかりしており、4999円は手ごろなのではないでしょうか?
あと謎と言えば箱に記載されている通しナンバーがデストロンのものでなく限定の「EX−01」となっているのえすが、最後の商品に何故01という新規ナンバーを付けたのか、大いに謎です(苦笑)。何か意図でもあるんですかねぇ・・・。
しかし、スーパーリンク最終商品の高額商品がサイバトロンでなく敵のデストロンというところにはかなり強気を感じますね、さすが20周年!(ってこんな締めでいいんか・・・)
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